MacにUbuntuをインストールしたときのトラブル対処法

 iMac11,2(21.5-inch, Mid 2010)にUbuntu22.04ltsをインストールした際のトラブル対処法を備忘録としてあげておきます。世界中の人々が結構悩んでいるようで、調べた先で紹介されていた方法をいろいろ試してみた結果たどり着いた方法です。したがって他の解決法もあるかも知れませんし、この方法ではうまくいかない場合もあるかも知れません。

現象

 インストール後、最初の起動のときに途中から画面がブラックアウトしてしまう(画面には何も表示されていないが、PC自体は正常に起動している模様)。

原因

 Radeonビデオカードとの相性の問題だと思われます。インストール時にSafeGraphicモードで起動するときちんと表示されるのですが、2回目からはRadeon用のドライバを読み込みに行ってしまい、結果問題が発生してしまうようです(推測)。

方法

  •  一度インストールした後、再度インストールに使用した媒体(DVDやUSBメモリ)で、「Ubuntuを試す又はインストールする」(メニューの一番上)を選択し起動してください。
  •  grub.confを書き換えてください。
sudo nano /etc/default/grub
  •  GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=”quiet splash”となっている行を書き換えてください。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash radeon.modeset=0"
  •  grubの設定変更をアップデートして再起動してください(ここでエラーが出た場合は、次の項の手順を実行してください)。update-grubせずに再起動すると、元の木阿弥になりますのでご注意ください。
sudo update-grub
sudo reboot
  •  update-grubがエラーになった場合は、こちらの手順を実行してください。大体の場合、/boot/efiはsda1、ext4はsda3(Macosとデュアルブートの場合)となっていますが、わからない場合はfdiskコマンドで調べてみてください。sudo fdisk /dev/sdaを入力してからコマンドpでパーテーション情報を確認。最後はqで変更せずにfdiskを終了)。

まとめ

 かなり古いモデルでMacOSのサポートもHighSierraで終わってしまったiMac11,2(intel i3)ですが、Ubuntuはストレスなく動作しますので、Pythonなどコードの勉強向けとしてはまだまだ現役でやれる感じです。

Bergamot

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