第二種電気工事士になる 2 試験の特徴

 電気工事士には第1種、第2種がありますが、一般家庭の電気設備については第2種を持っていれば事足ります。第2種電気工事士になるためには、筆記試験、実技試験の両方に合格しなければなりません。合格率は次のとおりでした。この表は試験を実施している一般財団法人電気技術者試験センターの発表に独自に合格率を加えたものです。実質合格率は筆記試験と技能試験の両方の合格率を算出したものです。ただし、技能試験不合格者は次の回に筆記試験が免除されるのですが、その筆記試験免除者のうち何人が技能試験を受験したのか不明なので、数値はやや不正確です。ご了承ください。傾向としては大体合格率50%程度といったところでしょうか。難易度はそんなに高くありません。

 筆記試験は他の多くの国家試験と同様に6割正解すれば合格なのでハードルは特に高くない、と思います。合格率は比較的高いとはいえ、それなりに勉強しなければなりません。最低限試験に合格さえすればよいなら、すきま時間を活用して2ヶ月もあればなんとかなるでしょう。なお、電気についての基礎知識は必須ではなく、文系の人でも十分合格可能です。

 実技試験は40分で課題どおりに配線を完成させるというものです。欠陥が1箇所でもあると不合格になります。出題はあらかじめ公表されている13問のうちどれか1問となります。職人レベルの工作精度が求められるわけではなく、塗り絵にたとえれば、指定外の色で塗ったり、はみ出しが多い場合は不合格だけど、一応枠内に塗られていれば塗りムラがある程度あっても合格といった感じです。実技試験の準備は筆記試験受験後から始めても間に合います。

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